体調管理なくして合格なし!2

体調は体と心(頭)、やる気、モチベーションも含みます。油断すると崩れやすい体調を常に整えることが受験を勝ち得るのには大変重要かつ必要です。

朝学習の薦め

朝学習は後述のお薦めの暗記法と関連し、前日の暗記物の復習で始めたり、頭をすっきりさせる為に、軽めな計算(軽めでない計算もあると思いますが)などで始め、頭を活性化して、前日の復習中心で行くのが良いと思います。
前日覚えたモノを次の日の朝復習できる習慣にあるかないかは大きな差をもたらします。

別に机の上でなくてもかまいません。むしろリラックスできるトイレなんかお勧めかもしれません(他の家族の人に迷惑でなければ)。もちろん、電車の中でも、学校でも場所は気にしなくてもよいと思います。毎日の電車の中で英単語を完成させた受験生もいます。

その後1日後、2日後、1週間後、2週間後、1ヵ月後と復習スパンを長くしていくと長期記憶として脳に確実に刻み込まれます。特に復習は理解しているかどうか、覚えているかどうかを自分に問いただし、速答(理解しているかどうか、覚えているかどうか)で、間違いなく理解できている・覚えているものと曖昧なもの、まったく理解できていない、覚えていないものを峻別し、曖昧なもの、まったく理解できていない、覚えていないものをもう一度繰り返して学習してください。特に朝の慌ただしい中(本当はリラックスしてもらいたいのですが)時間が1分1秒が貴重な状態で落ち着いて出来ないという方がおられるかもしれませんが、そのような状態だからこそかえっていいのです。差し迫った状態だから誰でも時間を大事にし、だからこそ効率よく復習できるのです、復習しようとするのです。時間を気にすること、時間を意識する観点を日々の学習に組み入れることは、早慶上理合格には絶対必要なことです。

食事

朝食は必ず摂りましょう

朝、何も食べないことありませんか?最近は、朝食を抜く人が増えているようですが、脳の働きを考えるならば、やはり朝食は重要です。朝は胃袋だけでなく脳も空腹の状態です。
脳は体重の2%の重さしかないのに、エネルギー消費量では18%も占めているとのことです。

また、脳のエネルギー源になるのは唯一ブドウ糖だけで、しかもブドウ糖はためておくことができないようです。
ですから常に血液中からブドウ糖を補給しないと駄目なのです。
血液中にあるブドウ糖の何と50%を脳が消費するようです。

ですから、朝起きたとき、脳はエネルギー(ブドウ糖)不足に陥っています。何も食べないと脳が働かないのは自明の理です。
そして、ブドウ糖は主に体の中で、ご飯やパン、めん類などのでんぷん質の食物からつくられ、次々と脳に送り込まれていきます。
朝食を食べた人と、食べなかった人と比較で、絵の記憶や単語の記憶力に関し、朝食を食べたグループが明らかに優れた成績示した実験もあるようです。

また、一日の必要摂取量の約25%を朝食で取ると、計算能力や創造力が高まった研究もあり、これらのことから明らかなように、朝食抜きは、記憶力は低下し、学習の能率も下がってしまいます。
つまり、朝食をとるということは、脳のエネルギー切れを補給するために必要なもの、として理解し朝食をとるようにして下さい。

どうしても、朝食がとりづらい人は果物だけでも食べてみてください。朝摂る果物は「金」、昼摂る果物は「銀」、夜摂る果物は「銅」といいます。同じ食べるなら朝がよいようです。それでもダメなら、オレンジジュースがお勧めです。朝起きたらオレンジジュースを飲んでみてください。オレンジジュースで糖分を補充するとともに、オレンジジュースのビタミンが脳の活動を活発化し、やはりある調査では、オレンジジュースがIQを高める結果がでているようです。

休憩(リラックス・楽しみ)

たまには息抜きも必要

受験生にとって、難敵のひとつがストレスです。

苦手教科を勉強しているとイライラする。
計画を立てたけどおもうように進まない。
成績が伸びない。
模試の判定は最悪。
勉強しなければとの思いに反し、机に向かう気になれない。
順調に勉強がはかどったと思ったら邪魔が入った。
家族、両親が勉強に関して干渉してくる。
ライバルが気になる。
周りの受験生が自分と比べて順調に行っているように写る。
問題集を見るとつらくなる。
集中して勉強がなかなか出来ない。
・・・・・・・

こんなことありませんか?
当てはまりますよね。

でも、安心して下さい。ほとんどの受験生では大なり小なり、これらと同じ事が日常起こっているんですよ。あなただけでないのです。そして、これらの事に対しても、乗り越えていかなければ合格はないのです。逆に合格した人(成功者)はこれらの事をうまく乗り越えた人達なのです。あなたも出来ないはずはないのです。

ストレスを感じたら、そんな時は息を抜いて下さい。リラックスして下さい。もちろんまじめにあなただからこそ、頑張っているあなただからこそ息を抜いて下さいと言っているのです。

では、どうしたらよいでしょうか。一般的に受験生が行っていることは、

  • 体を動かす。散歩、ジョギング、スポーツをする。
  • 楽器を演奏する。
  • 音楽、ラジオを聴く。
  • 歌う。大声を出す。
  • 映画・ドラマを見る。
  • テレビ、ビデオ、スポーツ等を鑑賞する。
  • 読書する。
  • 友達、家族と話をする。

で、

  • 髪型を変える。
  • おしゃれをして出かける。
  • 買い物に行く。
  • おいしいものを飲む、食べる。

等もあります。

そして、意外とすっきりするのにお薦めが、

  • 部屋の掃除をする。
  • 教材、プリント類、ノートの整理をする。すっきりさせる。
  • 早慶上理の大学に行く(大学案内を見る)。

などあります。あなたも自分なりのストレス解消法を工夫してみてください。

また、月に1回ぐらいは、思い切って1日、半日だけ勉強を休みにして好きなことをするのもいいと思います。要はストレスをためないことだからです。

受験がどうだ、成績がどうだ、大学がどうだというようなことは、一切頭からぬぐい去り、その時は「楽しむ」こと、リラックスするだけに考えを集中実行したらどうでしょう。

「楽しむ」時は、自分にとって好きなこと、楽しいことをトコトンする。ゲームが好きなら、その日は思う存分プレーする。(但し、新しいソフトはなるべく買わない。やみつきになる可能性があるから)
テレビが好きだというなら、見たかった番組をビデオにまとめ撮りしておいて見まくる。
スポーツが好きならスカッとするぐらい汗をかき、シャワーですっきりする。
映画が好きなら、シアターでの映画鑑賞、DVD・ビデオをまとめて借りてきて一気に見る。
1日列車旅行(途中下車などしないであまりお金をかけずに)、行きたかった、行ってみたかったチョット遠いところに行ってみる。

そして、「楽しみ」のあとは、一気に勉強に行ってください。次回の「楽しみ」に向けて頑張って下さい。

但し、1つだけ注意いただきたいことがあります。それは、この「楽しみ」は普段頑張っている自分へのご褒美としての「楽しみ」でなくてはなりません。普段頑張っていない人が「楽しむ」ことを実行すると、もっとストレスがたまってしまいます。なぜなら自分では「楽しむ」資格がないとわかっているからです。本当の自分には嘘はつけないのです。


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